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保育のヒント

0・1・2歳児の保育

0・1・2歳児の運動発達の援助

0・1・2歳児の運動発達の援助

個々の発達のペースと心の育ちを尊重しながらサポートを
「はいはいをなかなかしない」、「はいはいせずにつかまり立ちをした」など、子どもの発達が順調かどうかは、保護者や保育者にとって大きな悩みであり、とても気になる関心事ではないでしょうか?
  
子どもの成長を願う周りのおとなは「できた」や「みんなと同じ」にこだわり、一喜一憂しがちですが、運動機能の発達によって「視界が広がってうれしい!」「好きな場所に行けてうれしい!」など、子どもの心が育つことが実は重要なのです。そのためにはその機能によって子どもがどのようなことができるようになり、それが子どもの心にどのような意味があるかをしっかり理解する必要があります。
 
乳児期は感覚運動期といわれています。これまで反射でしかできなかったことを、運動機能の獲得により、感覚と体の動きを統合して、自分の意志で行う能力を獲得していく基礎が育まれる時期です。運動機能は子どもの「こうしたい」という意欲と連動し、獲得されます。それは、対人関係の基礎をつくることにもつながります。

監修/今井和子先生
二十数年間、世田谷と川崎の公立保育園で保育士として勤務。その後お茶の水女子大学などの非常勤講師を経て、東京成徳大学、立教女学院短期大学教授を務める。現在「子どもとことば研究会」代表。全国の保育者研修会で講演などを行っている。

 

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PriPri プリプリ 2015年12月号

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72ページに掲載

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