すごろく・たこあげ
冬の集会成功のポイント【1】年齢別・保育者のかかわり
集会は、異年齢や園全体などみんなで行うものです。年齢によって変わる集会のとらえ方。発達をふまえ、サポートしましょう!
3歳児 「みんなと一緒」が楽しい
3歳児はいろいろなことに自ら取り組み自己発揮する時期です。他人を意識して、集まって一緒に何かをすることが楽しいと思えるようになるため、集会に期待し、楽しんで参加しようとします。
保育者は子どもが集中できるよう、興味や関心を大切にして気持ちを盛り上げたり、異年齢児と組んだりする工夫をしてみましょう。
4歳児 失敗と成功を意識する
4歳児は欲求を示したり、自己主張をしたりする時期です。集会になると、「自分でできる!」と積極的に取り組みますが、先読みできにくく、失敗や困ることがあります。そのために、我を通したり、へりくつを言ったりする姿も見られます。
保育者は失敗や負けのときに感じる、悲しい、切ない気持ちに折り合いをつけられるよう、クールダウンを覚えられるようなことばかけをしましょう。
5歳児 企画演出や役割分担ができる
5歳児は、人間関係や仲間関係、因果関係、世の中のしくみなどがわかってくる時期です。ルールのあるあそびに取り組んだり、ルールをつくったりもできるようになります。企画演出や、集会の準備、進行のための役割分担もできるようになります。
保育者は子どものアイデアをうまく取り入れながら、子ども主体で取り組めるようサポートするとよいでしょう。
監修/兵頭恵子先生
元・横浜市 冨士見幼稚園主任。幼少年教育研究所所員。優しく頼れる保育者として子どもはもちろん、保育者、保護者から多くの支持を得る。保育や子育てに関する本の執筆や講演、新聞・雑誌のコメンテーターなど、多方面で活躍中。