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保育のヒント

子どものつぶやきから考える保育

子どもが汚いことばを使ったら!?

子どもが汚いことばを使ったら!?

対応ポイント1
過剰な反応をせず、さらっと聞き流す
子どもが排泄(はいせつ)に関することばや性に関することばを口にすると、大半のおとなは「そんなこと言わないの!」「恥ずかしいよ」などと言って、慌てて注意をします。耳にしたのが子どもなら喜んでしまい、一緒に騒ぎ出すこともあるでしょう。こういった相手の反応が楽しくて、「うんち」「ちんちん」などのことばを繰り返し口にします。過剰な反応をせず、さらっと聞き流すようにしましょう。

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対応ポイント2
言ってもいい場面といけない場面をしっかり伝える
排泄や性に関することばを好んで口にするのは一過性のこと。ですので、あまり神経質になる必要はありません。また、子どもは「うんち」「おしっこ」などのことばを口にするだけで楽しくなってしまうので、友だちとのコミュニケーションとして楽しい場面で使っているなら、ある程度容認してもよいのではないでしょうか。しかし、食事中や公共の場で口にするのはエチケット違反。言っていいときと悪いときがあることはしっかり伝えましょう。

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対応ポイント3
ことばの正しい意味を考えられることばかけを
ことばとして言いやすいため、こういったことばをおもしろおかしく言い合っていますが、2歳前後の子の多くは、ことばの意味もわからないまま口にしています。「うんち出たの?」「おしっこしたいの?」と問いかけてトイレに連れて行くなどし、子どもがそのことばの意味を考えられるようにしましょう。また、排泄や体の仕組みについて描かれた絵本などを使い、おかしいことばではないこと、生きていくのに必要なことばだと伝えるのも大切です。

お話/倉内真理(青森県 こども園あおもりよつば副園長・保育総合研究会JAMEE.S 事務局次長)
取材・文/森 麻子 イラスト/鹿渡いづみ

 

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PriPri プリプリ 2016年12月号

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