子どもを信じ、気持ちを切り替えるまで待とう
葛藤による「だだこね」「長泣き」が落ち着くことばかけ
だだこねや長泣きをしている子どもの気持ちに共感し、寄り添うとき、保育者はどのようなことばをかけたらよいのでしょうか。子どもの気持ちが落ち着く、具体的なことばかけの例を紹介します。
「思いどおりにならなくてつらいね、悲しいね」
「泣きたかったら(怒りたかったら)、泣いて(怒って)いいんだよ」
「泣いたら気持ちが落ち着いてくるからね。そうしたら、どうしたらいいか考えてみようね」
「今、一生懸命自分と闘っているんだね」
「〇〇ちゃんは、きっとひとりで立ち直れると思うよ」
監修/今井和子先生
二十数年間、世田谷と川崎の公立保育園で保育士として勤務。その後お茶の水女子大学などの非常勤講師、東京成徳大学、立教女学院短期大学教授を経て、「子どもとことば研究会」代表。全国の保育者研修で講演などを行っている。
イラスト/かつまたひろこ 取材・文/吉野 玲