卒園式までの基本的な流れと準備の目安
卒園式こんなときはQ&A〜子ども編
Q 式当日、発熱で欠席した子がいます。どのようにフォローするとよいですか?
A 保護者と日程を調整して、後日、園でその子の卒園式を行いましょう
式が終わったら、保護者に連絡をして子どもの様子を聞きます。そして「体調がよくなったら、園で○○ちゃんの卒園式を行いたいと思うのですが……」と伝えて、日程の調整をしてください。
当日は子ども、保護者、園長先生、担任の保育者らが参加して証書授与を行い、みんなで卒園ソングを歌いましょう。春休みになっていない園では、ほかの子どもたちも交えて、温かい雰囲気のなかでプチ卒園式を行ってください。
Q 式当日、具合が悪い子が……。対応の仕方は?
A 保育者全員で情報を共有し、保育者がひとり、そばについて
卒園式シーズンは、インフルエンザなどの流行と重なり、式当日に具合が悪くなる子もいます。
そのため万一に備え、会場の隅(目立たない場所)には嘔吐処理グッズを用意しておいてください。また具合が悪い子については、症状や式当日の朝の様子など保育者全員で情報共有することも忘れずに。その子の席は端にして、保育者がひとり、そばにつきましょう。
具合が悪い子には「気持ち悪くなったら、必ずそばにいる先生を見てね。ガマンしないで大丈夫だよ」と言って、アイコンタクトで知らせるように伝えておきます。
Q 発達に課題がある子が式に参加する場合、どのような配慮が必要?
A 子どもへの補助はさりげなく。保護者が不安にならないように配慮を
これまでの行事や式の練習の様子から、どのくらい座っていられるかを予測して、式の前に保護者間で対応の仕方を話し合いましょう。
その子の席は端にして、保育者がひとり、さりげなくそばにつきます。保育者がそばにいるだけでも安心するでしょうし、気が散ったときはお気に入りのおもちゃをそっと手渡すなどして補助してください。
また保護者の不安を軽減することも大切です。保護者には練習のときから子どもの様子を伝えて、「本番でも、いつものように○○くんを見ていますのでおまかせください」と安心できるようなことばかけを忘れずに。