保育者の意図を伝えやすくするカード
発達に課題のある子への支援「まってねカード」
見通しを持つことが苦手な子は、「待つ」ことも苦手
「待つ」ことが苦手なのは、「いつまで待てばいいのか」がわからないから。待ってほしいときは、「いつまで待てばいいのか」「どれくらい待てばいいのか」を子どもにわかるように伝えることが大切です。具体的に「このくらい待てばいい」ということがわかれば、子どもは安心し、納得して待つことができるようになります。
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子どもに待ってほしいときは、「10数えるあいだ、待っててね」「10数えたら、○○君の順番だよ」などと声をかけ、数字を数えながら、中心の矢印を1・2・3……と動かしていきます。子どもが数を数えたり、矢印を動かしたりできない場合は、保育者が一緒に数字
を唱えながら矢印を動かします。
取材コーディネート/佐藤 曉(岡山大学大学院教育学研究科 教授)
撮影/磯﨑威志(Focus & Graph Studio)
取材・文/森 麻子 支援ツール作成/みさきゆい