スマートフォン（以下スマホ）やタブレットなどの普及で子育て環境は大きく変化しています。これら電子メディアとどう付き合うのが望ましいのか、小児科医の諏訪清隆先生にお話をうかがいました。

研究会「子どもとメディア北海道」のアンケートによると、スマホの使用開始は2～3歳が突出しています。スマホやタブレットは、時間・場所を選ばず使用できるため、習慣化、依存化するリスクが高まります。また画面と体の距離が近いため、光や音の影響が強く、子どもの心身によくない影響を与えることもわかってきています。さらに、保護者の長時間使用が、親子の愛着形成への弊害になっていることでしょう。これらを踏まえ、電子メディアとの付き合い方を考えます。