【就学支援】
「チーム園」で保護者をサポート③
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就学相談会や学校見学で、就学に向けた保護者の動きが本格化する時期です。保育者も自身の対応がこれで良いのかと心配になることがあるでしょう。 | |
園全体でどう就学支援を行っているか、茨城県大子町立大子幼稚園事務長 藤田富夫さんにお話を伺いました。 | |
園全体で子どもを支援 大子幼稚園では、3歳児クラスから就学支援をしています。たとえ診断がついていなくても、必要と判断すれば支援員をつけて、手厚く保育することで就学支援につなげるようにしています。 といって、支援員や担任まかせにするのではなく、園全体でサポート。子どもの情報をオープンにして園内で共有しています。保育者全員が指導の方針を共通理解することで、進級し担任が変わっても、どの職員でも軸をぶらさず一貫して支援できます。個別支援の方針を明確にすると、就学先への引き継ぎもスムーズです。 |
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1.金曜日、時間をかけて情報交換 職員会議は、その週を振り返ることができる毎週金曜に50分ほど行います。気がかりな子の様子や課題、成長する姿などの情報交換も、この場で行い、全員が共有します。 |
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2.園で共通理解し、方針を決める 支援員がついている子の指導の方針を決めるために、担任、主任、特別支援担当、園長など全員で議論を重ねます。園で共通理解したうえで、実際に支援をしていきます。 |
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3.若い保育者の育成にも力を入れる 若い保育者にも積極的に提案してもらいます。経験のある保育者が意見しがちですが、園というチームの力をつけるためには、自分の頭で考え実践できる若手の育成も重要。 |
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————————————————————– 教えてくれた人/筑波大学附属大塚特別支援学校 支援部長兼教務主任 佐藤義竹 イラスト/オグロエリ 取材協力/大子町立大子幼稚園(茨城県) 構成/tobiraco編集室 |
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この記事が詳しく掲載されているのは |
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PriPriパレット 秋号 63ページに掲載 |