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支援のアイデア

就学相談会
保護者に説明していますか?

就学相談会や学校見学で、就学に向けた保護者の動きが本格化する時期です。保育者も自身の対応がこれで良いのかと心配になることがあるでしょう。就学に向けた保護者への対応について、東京都墨田区立緑幼稚園園長、東京都公立幼稚園・こども園教育研究会会長 河原宏子さんにお話を伺いました。
Q 保護者に就学相談会をどう説明していますか?
A 受け入れられるよう時間をかけます
支援員がついていないけれど気がかりのある子の保護者には、4歳児クラスのうちからその子の課題を伝えています。面談の時間をおいてくり返し伝えます。保護者に、小学校生活を視野に入れた心の準備をしていただくためです。
5歳児クラスになって初めて、就学相談会をすすめるとしたら、保護者にとっては寝耳に水の場合も。担任ひとりで伝えるのは重荷です。管理職に同席してもらうといいでしょう。就学相談会はお便りなどで全員に伝えるようにします。
掲示板やお便りで
保護者にはいろいろな方法で就学相談会の情報を。
就学相談会の情報は全員に行き渡るように
保護者に心の準備期間を
保護者が就学相談会を検討するようになるまで時間が必要です。
3か月後も変わらず…
年中の段階で保護者自身が就学相談会を考える心の準備を
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教えてくれた人/筑波大学附属大塚特別支援学校 支援部長兼教務主任 佐藤義竹
イラスト/オグロエリ
取材協力/墨田区立緑幼稚園(東京都)
構成/tobiraco編集室

この記事が詳しく掲載されているのは
PriPriパレット 秋号
62ページに掲載
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