発達に課題がある子を支える
保育者の声
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発達に課題がある子の保育は悩むこともあるけれど、支援を通して育ちを感じられるとやっぱりうれしいもの。そんな保育者の声を紹介します。 | |
本当の気持ちを伝えていいとわかり安心感が 5歳児クラスで担当したBちゃんは、⾃分の気持ちをことばで表現するのが苦手でした。ひとりであそびたいのに、友だちから「入れて」と言われると断れません。何度か同じことがあり、保護者に相談して、お家で理由を聞いてもらったところ「友だちとなかよくしないといけない」と思っていることがわかりました。 そのためBちゃんに「ひとりであそびたいときがあってもいいよ」と伝え、私が友だちにBちゃんの気持ちを代弁したところ、友だちはすんなり聞き入れてくれました。「本当の気持ちを伝えていい!」ということがわかり、Bちゃんも安心したようです。 (保育歴3年/M・Nさん) |
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保護者のSOSで小学校と連携 園で自閉スペクトラム症があるCくんを担当していましたが、就学後、保護者から「小学校で、⼦どもが困っている」と相談を受けました。すぐに小学校とケース会議を開き、園での取り組みやCくんの特性、得意なこと・苦⼿なことなどを伝え、改めてCくんへの支援をお願いし、理解してもらいました。 その後も、継続的に小学校の担任の先生と会って情報共有をしていますが、先日、園にあそびに来たCくんが「学校楽しいよ!」と言ってくれました。そのことばが何よりの喜びです。 (保育歴11年/A・Kさん) |
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————————————————————– イラスト/松尾穂波 構成/麻生珠恵 |
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PriPriパレット 秋号 66ページに掲載 |