発達性協調運動障害とは?①
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極端に不器用だったり運動が苦手だったりする発達性協調運動障害の見極め方とサポートの仕方を知りましょう。 | |
協調運動とは、手と目、手と足など2つ以上の体の部分を同時に使う運動のこと。たとえば、目でブロックを見ながら手で組み立てる、手で自転車のハンドルを操作しながら足でペダルをこぐなどです。各部分の動きを適切にコントロールする脳の機能がうまく働かず、協調運動ができないために日常生活が著しく妨げられている場合、発達性協調運動障害と診断されます。 運動動作の発達には個人差があるため、幼いころは成長とともにできるようになるのか、遅れが目立っていくのか判断がつきません。障害だと見極められるのは5歳過ぎくらいからです。5~11歳の子どもにおける発達性協調運動障害の有病率は5~6%で、男児は女児より割合が高いようです。注意欠如・多動症(AD HD)の30~50%、学習障害(LD)の約50%、自閉スペクトラム症(AS D)の約80%に併存するとされ、その不器用さは大人になっても改善しにくく、50~70%と高い頻度で残存するようです。 |
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教えてくれた人/帆足暁子 イラスト/川合翔子 取材・文/こんぺいとぷらねっと |