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滑舌の悪さは治るの?②

「かえる」が「たえる」に聞こえるなど、滑舌についてのお悩みを聞くことがあります。何か手だてはあるのでしょうか。言語聴覚士がお答えします。
音韻意識をあそびで育てましょう
先述したように、音韻意識とは、単語が音の単位でできていることに気づくことです。1音ずつ認識ができるようになると、音への意識が高まります。
園で個別に滑舌の練習を行うのは難しいでしょう。しかし、音韻意識は園であそぶなかで自然に高め、育むことができます。子どもが楽しめることを第一に、継続して取り組んでみましょう。下記にあそびの例を紹介します。
【あそび方】
正しい名称、または誤った名称を言う
⬇︎
発音が合っているか子どもが判別
まちがいどっち?
準備
動物などの絵柄が描かれたカード。
ココを育む
聞いた音の間違いを考えることで、1音ずつに意識を向けられます。保育者の口元を隠しても単語が正しく判別できるようになったら、「からすがカーカー」「からすがターター」など文を長くしてチャレンジしてもよいでしょう。
教えてくれた人/
言語聴覚士 田中春野
イラスト/妹尾香里 取材・文/オフィス朔
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PriPriパレット 2024年6・7月号

PriPriパレット 2024年6・7月号

46,48ページに掲載

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