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支援のアイデア

偏食の子への対応①

食べるものに偏りがある子、食事中に座っていられない子、食べこぼしが多いなど食事動作が苦手な子にどう対応したらよいか悩むことはありませんか?子どもたちが食事を楽しめるようになるにはどこに苦手があるかを理解し、個々に適した支援を行うことが大切です。「偏食」と「食事動作」の食におけるお悩みについて、3人の先生にお話を伺いました。
感覚過敏感覚過敏
\どうする?/

偏食の子への対応
偏食の理由は子どもによって様々ですが、最も大切なのは、子どもが無理なく〝食べることが楽しい〟と感じられるようになること。園での環境づくりの実例のほか、偏食の理由と支援、保護者と連携しながらの実態把握について見ていきましょう。
“食べられない”が、ネガティブにならないように
食べられる量や苦手に合わせて減らせるルールに
週1回のホールに全員が集まって給食を食べる日。苦手な食材があったり、量が多かったりする場合は、事前に申告して減らせるルールになっています。集まった食材は、ほかの子のおかわり分に。
自分の食べやすい環境で
匂いが気になるから昼食はテラスで
室内だと食べ物の匂いで気持ち悪くなってしまう子は、テラスなら気にせず食べられるのだそう。この日は園長先生とおしゃべりしながらの昼食に。
個別に細やかな対応で
盛りつけの際は食材を分けて
食材が混ざっていて何が入っているのかがわかりにくい盛りつけだと、不安で食べられなくなる子も。食材ごとに分けて盛れば、安心して食べられるように。
教えてくれた人/
小児科専門医、小児神経専門医 田上幸治
管理栄養士 藤井葉子
イラスト/たにざきまほ 
撮影/五十嵐 公
磯﨑威志(Focus & Graph Studio)
中島里小梨(世界文化ホールディングス)
取材・文/仲尾匡代(P.4〜13)
お知らせカテゴリー

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掲載されているのは

PriPriパレット 2025年10・11月号

PriPriパレット 2025年10・11月号

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