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保育のヒント

実例から見る環境づくり

つもり・見立て&ごっこあそびを楽しむ環境

つもり・見立て&ごっこあそびを楽しむ環境

誰かになったつもりや、ものを何かに見たててあそべる環境、ごっこあそびを自発的に始められる環境とは?子どもたちがイメージを膨らませながら、どんな遊具を使ってあそんでいるのか、実例を紹介します。

興味の対象を捉え、あそびを楽しめる環境を整えて
大人の真似をすることを覚え、目の前にないものをイメージできるようになる10か月頃になると、“誰か”や“何か”になったつもりの振る舞いや、目の前のものを“何か”に見たてたあそびが見られるようになります。こういったあそびを、つもり・見たてあそびといいますが、どちらにも共通するのが、“誰か”や“何か”への強い思い入れです。こうした、つもり・見たてあそびには、その子の夢や希望、願いが表れています。

布や段ボール、チェーンなど、いろいろなものに見たてられる様々な素材を使って、あそびの環境を整えましょう。虚構の世界ではあっても、保育者が子どもの思いを叶えることで、子ども自ら夢や希望、願いを叶えようとする力を育むことにつながるのです。

さらに、つもり・見たてあそびは、ごっこあそびへと発展していきます。子どもは自分の思っていることやイメージしていることをわかってくれる人を求めます。イメージした世界を友だちとわかち合うことは喜びであり、役割分担や場面設定、ストーリーづくりをしながら、想像の世界をともに楽しみます。これがごっこあそびです。想像力を養いつつ、相手を尊重したり理解したりする社会性も身についていきます。

子どもたちが今、何に興味を持っているのかを汲みとり、ごっこあそびがさらに広がるような小物を用意したり、ひとりの子がイメージしていることをことばに置き換え、ほかの子にも伝わるようにしたりして、あそびの継続や発展をはかりましょう。

監修 今井和子先生
二十数年間、世田谷と川崎の公立保育園で保育士として勤務。その後、お茶の水女子大学などの非常勤講師を経て東京成徳大学、立教女学院短期大学教授を務める。現在「子どもとことば研究会」代表。全国の保育者研修会で、講演などを行っている。

撮影/磯﨑威志(Focus & Graph Studio)撮影
協力/青葉保育園・大和保育所(福岡県)、神山認定こども園・浪花認定こども園(福井県)、小立野善隣館こども園(石川県)
取材・文/仲尾匡代

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PriPri プリプリ 2018年10月号

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