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保育のヒント

実例から見る環境づくり

探索活動を促す環境

探索活動を促す環境

子どものあそびの源となる探索活動。知らないものに興味を示し、それが何かを確かめ、知ろうとする行動をとります。探索活動がより活発になるには、どういった環境がよいのか、実例を見ていきましょう。

発見&行動する喜びから、自己発見と知的な活動へ
子どもが自分の興味、関心、好奇心といった内的な求めに従って行動を起こし、外界に働きかける喜び、何かを発見する喜びを満たすのが探索活動です。子どもは五感を働かせ、「これはなんだろう?」と興味を抱いたものを触ったり、たたいて音を聞いたり、においをかいだりなどしながら、ものの性質や扱い方、関わり方を学びます。

また、いろいろなものを探ることから手指の発達が促され、道具を扱えるようになります。例えば、棒を使って手が届かないところにあるものを落としたり、落ち葉の下を探ったりなど、自分の求めるものを得るために様々な工夫を凝らすようになります。

さらに2歳を過ぎるころから、「こうすると、こうなるかな?」と自分の行為に対して、結果を予測し、確かめるといった、知的な活動も頻繁に見られるようになります。その際、大人に指示されて行動するのではなく、子どもが自分のやりたいことを、主体性をもって行うということが重要です。やりたいことが自分でできるということに喜びを感じ、自分が主体者であることを誇らしく思うことが大切なのです。

こうして探索活動を続けていくうちに、子どもは、自分が何に興味があって何がしたいのか、どんなものを好むのか、そして自分に何ができるのかということを知り、自分自身を認識するようにもなります。興味の対象がたくさん得られる環境を用意し、探索活動を十分にできる時間を確保することを心がけましょう。

監修 今井和子先生
二十数年間、世田谷と川崎の公立保育園で保育士として勤務。その後、お茶の水女子大学などの非常勤講師を経て東京成徳大学、立教女学院短期大学教授を務める。現在「子どもとことば研究会」代表。全国の保育者研修会で、講演などを行っている。

撮影/磯﨑威志(Focus & Graph Studio)
撮影協力/青葉桐の花保育園・大和保育所・青葉保育園(福岡県)、神山認定こども園・浪花認定こども園(福井県)、小立野善隣館こども園(石川県)、クレアナーサリー市ヶ谷・また明日保育園(東京都)
取材・文/仲尾匡代

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PriPri プリプリ 2018年11月号

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