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保育のヒント

幼児期のかずの指導はどこまで?(後編)

かずの力を育てるあそび

かずの力を育てるあそび

幼児期はかずの基礎基本を身につける時期です。それは大きく2つのことを学ぶことです。①「1つのものに1つのものを当てはめる『1対1対応』と、そうして対(ペア)になったもの同士は同じかずである」とわかる。②「かずは時間が経っても場所が変わっても変化しない」という、かずの「保存」を理解する。文章にすると難しそうですが、あそびにすれば楽しく学べます。

1 見たかずと同じ人数で集まる
目で見てかずを理解する力を養います。見本のかずと同じ人数ですばやく集まり、安全地帯にひっこします。見本は、実物、絵、数字、ことばなどで、どんな指示でも「かず」が分かるようにします。

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2 園庭の木を数えてみよう
園庭の木にリボンを巻きつけます。全部の木にリボンがついていることを確認したら、リボンを外して集めます。リボンを10本ずつの束にして、全部でいくつあるかを数えます。木とリボンの1対1対応、リボンとかずの1対1対応を通して、木とかずとが同じことを感じ取ります。木のようにあちこちに散らばっているものや、手元に集められないものを数えるときの方法です。木以外のものでもできますね。

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3 前から3番目・前から3人
前述した、「全部でいくつあるか」という集合数と、「何番目か」という順序数。2種類のかずの違いを聞き分けてあそびます。子どもが1列に並んだ前に保育者が立ちます。保育者が「前から3番目」と言ったら、該当する子は急いで最後尾に移ります。間が空いたら列を詰めます。「前から3人」と言ったら、3人全員が後ろに移動します。慣れてきたら、保育者の役を子どもに代わります。1列の長さは10人前後にして、残りの子は応援します。応援しているときのほうが、2種類のかずの違いが、よく分かります。

平山許江先生(ひらやまもとえ)
保育楽者・青木幼児教育研究所所員。子育てのための退職や大学院入学をはさみながら私・国立幼稚園で断続的に20年勤務した後、大学で教鞭をとる。現在も子育ての楽しさを伝える講習会や、現役保育者の資質向上を目指した研修活動を、精力的に行う。

イラスト/山戸亮子

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PriPri プリプリ 2017年11月号

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99ページに掲載

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