発達に課題のある子が
友だちとなかよくあそべないワケ
人とかかわるのが苦手なため、集団のなかで、「友だちとなかよくしたい」「一緒に楽しくあそびたい」そんな思いはあるのに、友だちとさまざまなトラブルを起こしてしまいがちな、発達に課題のある子どもたち。〝あそび〟や〝視覚支援〟について紹介します。 | |
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「どうしてこの子は、友だちとなかよくあそぶことができないのだろう」と、保育者が頭を抱えてしまうこともあるでしょう。そして、そのようなケースでは、子どもが発達障害の特性を持っていることが少なくありません。 | |
トラブルの背景にある特性を理解しましょう 発達に課題のある子は、社会的なコミュニケーションに困難さがあるため、うまく友だちとかかわれず集団になじめないことがあります。人への関心が薄く、友だちとかかわろうとしない子もいますが、なかには、友だちに積極的なアプローチをするものの、かかわり方が一方的だったり、独特だったりするため、しょっちゅうトラブルになってしまう子もいます。このような子は、友だちから「乱暴な子」「わがままな子」「変わった子」などと思われやすいので、保育者の適切な対応がないと、集団から孤立してしまうことがあります。 発達に課題のある子が、友だちとうまくかかわれないのは、「想像力の弱さ」「衝動性」「過敏性」「コミュニケーションの困難さ」といった発達障害ならではの特性によるところが大きくあります。保育者はこのような特性を踏まえたうえで、なかよくあそぶために必要な、友だちとのかかわり方やあそびのルールを、その子が理解しやすい手だてを工夫しながら一つひとつ丁寧に伝えていくことが必要です。 |
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伝えて行くための方法は、7月7日公開の「子どもの特性に着目!友だちとなかよくあそぶための配慮」に。 | |
————————————————————– イラスト/妹尾香里 取材・文/森 麻子 監修/岡山大学大学院教育学研究科教授 佐藤 曉 |
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この記事が詳しく掲載されているのは |
PriPriパレット 夏号 6ページに掲載 |
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