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支援のアイデア

特別支援学級ってどんなところ?

就学先の選択と決断に、保護者は大きな不安を抱えます。保護者が安心して就学先を選択できるようサポートしたいもの。今回は特別支援学級についてご紹介します。
スモールステップでより個に応じた支援
障害の特性が踏まえられた、個々が学びやすい少人数の学級です。学習の進度も子どもによって違うのでスモールステップで、学年にとらわれない教材にも配慮され、自立活動の指導など、実態や課題に応じた学習活動が行われます。
ホワイトボードや席の向きは集中できるような工夫が
窓に背を向けたレイアウトにし、外の景色が目に入らず、正面のホワイトボードに集中しやすいよう机を配置。
左右を考える手がかりがホワイトボードに
教室正面のホワイトボードに「ひだり」「みぎ」の手のイラストが貼ってあることで、児童が手がかりを参照しながら左右を考えられます。
一人ひとりの目標に応じた個別プリント
学年に準じた「教科書&ノート」の学習スタイルではなく、その子の進度に合わせて学習できるよう個別にプリントが用意されています。
作文の書き方を段階的に示すめくり式の教材
国語(作文)の授業の手立てのひとつです。作文のルールが要点ごとにめくり式で整理されています。めくり式にすることで、ひとつずつ確認しながら学習を進めることができます。
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教えてくれた人・文/筑波大学附属大塚特別支援学校・支援部長兼教務主任 佐藤義竹
撮影/五十嵐 公
撮影協力/大子町立だいご小学校(茨城県)
構成/tobiraco編集室

この記事が詳しく掲載されているのは
PriPriパレット 夏号
46ページに掲載
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