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支援のアイデア

発達に課題がある子を支える

保育者の声

 

発達に課題がある子の保育は、ちょっとした工夫で苦手なことができるようになったり、保護者との信頼関係が深まったりするなど喜びを感じる場面も。そんな保育者の声を紹介します。
ゲーム感覚にしたら着替えに成功
こだわりが強く、みんなが着替え終わっても、気分が乗らないとなかなか行動に移らない男の子がいました。どうしたらいいのか対応に悩んでいたのですが、ある日「先生が見ていない間に、〇〇くん着替えられるかな?」と声をかけると、なんとやる気スイッチが急に⼊り、あっという間に着替えることができました。ゲーム感覚で楽しかったようです。それ以来、「先生が見ていない間にやったよ〜」と⾃分から進んで着替えたりするように。子どもってアプローチの仕方がハマると、こんなに変わるんですね!
(保育歴3年/M・Mさん)
丁寧な支援を根気よくつみ重ねて
担当している3歳児クラスで、友だちとトラブルを起こしてしまいがちな男の子がいました。その子が友だちとあそぶときは、常に見守るようにして、なにかあったときには、どうしてトラブルになってしまったのか、友だちがどういう気持ちだったのかを話して伝えて、必ずその場で問題を解決できるようにしています。また悪気はないのですが、よく衝動的に、友だちのつみ木を倒してしまうので、倒してもいいつみ木を用意して「これは倒していいけど、友だちのつみ木は倒さないでね」と約束しています。 一つひとつ対応することで、その子の特性によるトラブルも少しずつ減ってきており、支援のつみ重ねが実を結んでいることを実感しました。
(保育歴7年/Y・Nさん)
イラスト/松尾穂波 構成/麻生珠恵
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PriPriパレット 2021冬号

PriPriパレット 2021冬号

64ページに掲載

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