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睡眠障害の理解と対応②

発達障害の子どもが抱えていることが少なくない睡眠障害。脳の発達に大きくかかわる睡眠障害を少しでも改善するために、園や家庭で何ができるか考えてみましょう。
発達の特性から生じる睡眠障害であっても、さまざまな工夫での改善は可能です。
まず心がけたいのは、生活習慣の見直しです。早寝・早起きで生活し、朝ごはんをきちんと食べ、日中は外で体を動かすと、体内リズムが整いやすくなります。そして、寝るモードに気持ちを切り替えるために入眠儀式をつくること、落ち着いて眠れる環境をつくることは、家庭ではもちろん、園での午睡時にも有効です。どうしても寝つきが悪いときは、無理に寝かせず、思い切って起こしておくという手もあります。園での午睡時は、ほかの子の睡眠を妨げないよう、寝ない子どもは別の部屋で静かなあそびをして過ごすなど、その子が快適に過ごせるようにしましょう。夜の睡眠にも影響します。家庭に様子を報告し、十分に連携をとりましょう。
毎日の習慣
体内リズムを整える
「早寝・早起き・朝ごはん」を心がけ、外あそびなどで体をたっぷり動かす。
入眠儀式をつくる
寝る前にパジャマに着替えて絵本を読む、子守歌をうたうなど、毎日同じ流れで眠りにつくようにする。
環境
安心できる環境を用意する
目に入る範囲の色づかいを落ち着いたトーンにする。パーテーションで個室のように布団のまわりを囲むのもよい。
眠れないときは……
気分転換を
好きなことをして過ごし、一度気持ちを切り替えると、眠くなることも。ただし、園では、無理に午睡をさせない方向で対応する。
教えてくれた人/帆足暁子
イラスト/川合翔子
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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掲載されているのは

PriPriパレット 2022年6・7月号

PriPriパレット 2022年6・7月号

58・59ページに掲載

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