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支援のアイデア

学校見学に行こう!①

特別な支援が必要な子の就学先を検討するために行う就学相談の一環に学校見学があります。学校見学の概要とポイントを、特別支援教育の専門家である久保山先生の解説でご紹介します。
子どもの姿をイメージして見学を
子どもが長い時間を過ごす学校の環境や設備、雰囲気を実際に見るのはとても大事です。ここでは学校見学の概要と要点をご紹介します。
久保山先生が解説!
保育者が知っておきたいポイント
□学校見学の要点
□学校見学をするときの視点
環境や雰囲気を理解し就学後を思い描く
就学相談のなかで学校見学の機会がある場合は、ぜひ見学をおすすめします。複数の学校から選択できる場合も、全ての学校を見ておくといいでしょう。環境や雰囲気を知ることで、就学後の具体的なイメージがつかめ、就学先の希望を固めるきっかけにもなります。できれば子どもと一緒に見学し、本人の意見も尊重します。
見学の主なポイントは……、
● 子どもが今、園で受けている支援が就学後も引き継げるか。これが一番大切で、支援が必要な場面を想定して確認しましょう。
● トイレや食事(給食)、水飲み場など生活に関わる部分の確認。
● どのような子どもたちとともに活動するのか、在籍している児童の様子も見ておきましょう。
見学だけでわからない部分は担当の先生に質問を。特別支援について先生と前向きな話を交わすことで、学校との信頼関係が深まり、新しい環境へのスムーズな移行につながります。
学校見学のキホン 5
1 申し込み方法の確認を
2 平日の午前中が一般的
3 回数は希望によって
4 個別・集団……見学形態は様々
5 気になることは積極的に質問を
教えてくれた人/独立行政法人国立特別支援教育 総合研究所 インクルーシブ 教育システム推進センター 上席総括研究員(兼)センター長 久保山茂樹
イラスト/松木祐子
取材・文/小栗亜希子
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PriPriパレット 2022年8・9月号

PriPriパレット 2022年8・9月号

48ページに掲載

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