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自尊感情を育むかかわり②

自分を無条件にいいと思えるのが自尊感情。非認知能力のなかでも、とくに大切なもののひとつです。子どもの自尊感情を育むかかわりを考えてみましょう。
子どもの自尊感情を育むためには、乳幼児期のかかわりが大切です。できる・できないで評価したり、子どもの人格を否定したりせず、無条件で子どもを認めます。たとえば、友だちをたたくなど好ましくない行動をしたときに「悪い子ね」などとその子の人格を否定するのではなく、「どうしたの? 何かいやなことがあったのかな?」と行為の背景にある子どもの気持ちを尊重しましょう。「どのような行為をしてもあなたを大切にすることは変わらない」と伝わるようにするのです。
また、子どもの苦手なことに目を向けるのではなく、得意なことを伸ばしていけるような機会をつくります。自尊感情がしっかり育った子どもは、それを支えに生きていくことができます。
園生活のなかで自尊感情を育む工夫
ありのままを受け入れる
できる・できないではなく、そのままを認める。
応答的なかかわりをする
子どもの要求に関心を示して応え、自分の価値を認識させる。
いいところを見つけて伸ばす
子どもの得意なことが生かせる活動を用意して、輝く機会をつくり、自信をもたせる。
教えてくれた人/帆足暁子
イラスト/川合翔子
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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PriPriパレット 2022年8・9月号

PriPriパレット 2022年8・9月号

63ページに掲載

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