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自尊感情を育むかかわり①

自分を無条件にいいと思えるのが自尊感情。非認知能力のなかでも、とくに大切なもののひとつです。子どもの自尊感情を育むかかわりを考えてみましょう。
自尊感情は、ありのままの自分でいいのだと、自分を受け入れる気持ちのことです。泣いたら抱っこしてもらえるというような、応答的なかかわりのなかで育ちます。自分のいいところを受け入れられていると、できないことや悪いところに囚われすぎず、物事に積極的に挑戦することができます。人生におけるさまざまな困難を前向きに乗り越えていくためにも、大切な姿勢です。
発達障害の子どもは、その特性からトラブルを起こしてしまいがち。大人から叱られたり、友だちから責められたりすることが多いため、自尊感情が損なわれやすいです。自尊感情が低いと、自信をもてなかったり、自分の気持ちを表現できなかったりするほか、他人の言動を被害的にとらえる傾向があります。その結果、無気力・無感情になったり、攻撃的になったりすることも。
自尊感情の低下は、生活の質を大きく左右します。保育者だからこそできる毎日のかかわりの中で、子どもの自尊感情を向上させましょう。
教えてくれた人/帆足暁子
イラスト/川合翔子
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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PriPriパレット 2022年8・9月号

PriPriパレット 2022年8・9月号

62ページに掲載

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