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支援のアイデア

あそび・片づけの環境をチェンジ!➂

支援が必要な子どもが安心して過ごせる環境は、ほかの子どもにとっても居心地のよい場所となります。今回は、気持ちの切り替えが難しい片づけの場面を取り上げます。
〝グラデーション〟で切り替える
活動と活動の間には、短時間でできる好きなあそびに誘うなど、子どもが自然に気持ちを切り替えられるよう工夫します。
トランジットコーナー
活動と活動の間に、子どもが楽しくできて短時間で終わるあそびを取り入れてみましょう。専用コーナーを作り、習慣として取り組むようにすると活動の移行がスムーズに。

子どものモチベーションアップになるシールカード。1日1枚台紙を用意して、活動が終わるごとにシールを貼ります。

「おさきに!」スタート
次の活動がイメージできないためにあそびを終えられない場合も。活動によっては、全員が集まるのを待たずに始めるようにします。次の活動の見通しが持てて、自然にあそびを終えることができます。

「視覚的手がかり」を活用
行動や指示をわかりやすく伝えるための絵や写真、実物を「視覚的手がかり」と言います。次の活動を先に始めることは、活動の見通しを持ちづらい子の「視覚的手がかり」となります。

教えてくれた人/チャイルドフッド·ラボ代表理事 藤原里美
支援ツールイラスト/cocoron©金子ひろの
イラスト/坂本伊久子 撮影/中島里小梨(世界文化ホールディングス)
モデル/関矢悠吾 髙木碧桜 花谷聡亮 村田絢音
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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掲載されているのは

PriPriパレット 2023年2・3月号

PriPriパレット 2023年2・3月号

40ページに掲載

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