社会性を育む ルールあそび②
友だちや保育者との信頼関係が深まる2・3月は、ルールのあるあそびを取り入れてみませんか。順番やきまりを守ることが苦手な子にもわかりやすいあそびを紹介します。シンプルなあそびの積み重ねが、社会性や協調性の育ちを促します。 | |
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2〜3歳 簡単なルールを理解してオニごっこを楽しむ しっぽ取り しっぽを取られることで、捕まったことが視覚的に理解しやすく、オニごっこの導入に最適です!しっぽは子どもの手でつかみやすい、少し重さのあるものがおすすめです。 |
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準備 ●布を三つ編みにして作ったしっぽ(30cm程度) ●洗濯ばさみ |
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洗濯ばさみで背中辺りにつける。 | |
ルール ●オニを決める。 ●オニは友だちを追いかけてしっぽを取る。 ●しっぽを取られたら決められた位置に座る。 ●全員しっぽを取られたらオニを交代する。 |
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あそび方 オニ以外の子どもたちは背中にしっぽをつけて逃げ、オニにしっぽを取られたら、所定の位置に座って待ちます。オニを複数名にしても。 |
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あそびと支援のポイント | |
次のチャンスがあることを伝える しっぽを取られて悔しい気持ちが収まらない子には、次があることを伝えて。くり返しチャンスをつくることがポイント。 |
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最初は保育者がオニ役をする 保育者がオニになって、追いかけ方やしっぽの取り方を見せ、楽しくあそびながらルールを伝えます。 |
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教えてくれた人/専門作業療法士 鴨下賢一/保育士 入江温子 撮影/中島里小梨(世界文化ホールディングス) モデル/宮島璃久 山中美子葉 取材・文/こんぺいとぷらねっと |