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支援のアイデア

登園の環境をチェンジ!②

今年度の「環境チェンジ」は、子どもがのびのびと過ごせる環境を、園生活の場面ごとに考えます。年度初めの今号は、「登園」に着目します。
環境チェンジのポイント
環境の変化を最小限にとどめるのが鉄則。変えざるを得ないところには、楽しいアイデアをたくさん仕掛けて。
1. まずは〝いつもと変わらない〟環境で安心を
環境の変化に弱い子は、少しの違いにも過敏に反応します。例えば、くつ箱の位置が変わるだけで登園を嫌がる場合も。くつ箱は進級後も同じ位置にするなど、必要なところ以外は変えないようにして、できるだけ〝いつもと同じ〟環境でスタートしましょう。
2. 感覚過敏への対応は細やかに
気持ちが不安定になる4月は、安心の土台が揺らぐことで感覚過敏の症状が強く出る場合があります。職員室などざわざわした不快な刺激を避けられる場所で過ごせるようにする、子どもが安心できるものを用意するなど、気持ちが落ち着く環境を整えましょう。
3. 変化を楽しめる仕掛けづくりを
前年度からの環境を変えざるを得ないところには、子どもの好きなものを取り入れた楽しい仕掛けを工夫してみましょう。見通しがもちにくく新しい環境が苦手な子どもでも、楽しい変化や興味のあるものなら受け入れやすくなります。
教えてくれた人/
チャイルドフッド·ラボ 代表理事 藤原里美
チャイルドフッド・ラボ 専門相談員 黒葛真理子
イラスト/坂本伊久子 
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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掲載されているのは

PriPriパレット 2023年4・5月号

PriPriパレット 2023年4・5月号

37ページに掲載

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