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支援のアイデア

クラスづくりのポイントとは?②

持っている個性も違う、育ってきた環境も違う。そんな子どもたちは、育ちのスピードも必要とする援助も一人ひとり異なります。多様な子たちが集うクラスのなかで、個を育て、集団も育てるための保育の視点について考えます。
子ども同士のつながりを広げる
保育者の橋渡しで、みんながつながるクラス
保育者は、配慮が必要な子と他児をつなぐだけでなく、配慮が必要な子を含め、みんながつながっているクラスづくりを目指しましょう。例えば、友だちに手を貸している子がいたら、保育者は「手伝ってくれてありがとう」と、周囲の子に聞こえるように言います。周囲の子に、行為の意味を伝えることで、子ども同士のつながりを広げていくことができます。このような橋渡しを積み重ねて「つながり」を広げると、子ども間での「その子理解」が深まり、集団から外れる子には「次は××をするよ」など、自然と声かけができるクラスへと育ちます。
教えてくれた人/
武蔵野短期大学客員教授・同附属保育園所長 酒井幸子
こども教育宝仙大学 こども教育学部幼児教育学科教授 守 巧
イラスト/金子典生 取材・文/森 麻子
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PriPriパレット 2023年4・5月号

PriPriパレット 2023年4・5月号

11ページに掲載

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