ほかの子から「ずるい!」と言われたら?①
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「ずるい」はクラスの子の理解を深める機会 発達に課題がある子に個別で支援しているとほかの子から「ずるい!」という声を聞くこともあるかもしれません。 「Aくんは、できないのだからしかたない」といった気持ちで保育者が対応していると、ほかの子から「Aくんだけ、ずるい」と言われたとき、曖昧な返答しかできなくなります。保育者がAくんへの理解を深め、「Aくんは○○が苦手だから、代わりに△△してもらっているよ」などと胸を張って答えることで、クラスの子のAくんへの理解も深まります。また、配慮が必要な子だけではなく、日ごろからクラスの子一人ひとりのニーズに合った対応をすることで、クラスの子が「Aくんだけずるい」という気持ちになることも少なくなるでしょう。 |
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教えてくれた人/ 武蔵野短期大学客員教授・同附属保育園所長 酒井幸子 こども教育宝仙大学 こども教育学部幼児教育学科教授 守 巧 イラスト/金子典生 取材・文/森 麻子 |