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体の「感覚」とは?

体の「感覚」とは? 発達上の特性についても説明します。
感覚にも特性がある。
人は、味覚、嗅覚、聴覚、視覚、触覚の「五感」と、体内に感じる固有覚と前庭覚の「二覚」をもっています。これらの感覚が過敏または鈍麻だと、つらさを感じる場面が多く発生します。
[ 味 覚 ]
おもに舌の表面で感じる。過敏だと苦手な味を強く感じ、偏食の原因になることも。
[ 嗅 覚 ]
においを感じる感覚。においは避けにくいため、過敏だと生活の上でつらい場面も多い。
[ 視 覚 ]
明暗、物の色や動き、距離など、目から得られる感覚。過敏だと、光や色をキャッチしすぎて落ち着かないことも。
[ 触 覚 ]
物に触れたときにおもに皮膚で得られる感覚。触覚のセンサーが過敏だと、決まった素材の洋服しか着られない場合も。
[ 聴 覚 ]
音を感じる感覚のこと。一定範囲の周波数の音の刺激によって生じる。特定の音が苦手な場合や、必要な音を聞き取れない場合も。
[ 固有覚 ]
筋肉や関節に感じる感覚。この感覚が鈍麻だと、刺激が不足するため興奮したり動き出したりする。体が適度な重さや圧力を感じることで、落ち着く。
[ 前庭覚 ]
体のバランスやスピード、揺れや回転を感じる感覚。 感覚刺激が得られにくい子どもは、不足した刺激を求めて、体を揺らしたり動き回ったりする。
教えてくれた人/チャイルドフッド・ラボ代表理事 藤原里美
イラスト/AKIYO 取材·文/こんぺいとぷらねっと
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PriPriパレット 2023年6・7月号

PriPriパレット 2023年6・7月号

8ページに掲載

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