「感覚おもちゃ」とは?②
振ったり回したり、音を出したりと、直感的にあそべて、発達に特性のある子が夢中になれる「感覚おもちゃ」。手作りなら、目の前の子どもの興味や関心、発達に合わせたものが用意できます。 | |
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特性のある子どもにとって、感覚おもちゃはなぜ必要なのでしょう。手作りを提案する理由 ――現状の課題についても紹介します。 | |
役 割 | |
ひとりあそびが充実する 感覚おもちゃは直感的にあそべるので、すぐにあそびに入り込める。ひとりでじっくり取り組めるので、友だちとトラブルになりにくい。 |
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感覚欲求が満たされて気持ちが安定する 感覚に刺激が入ることで、心地よさを感じる。感覚欲求が満たされて機嫌がよくなる。 |
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リラクゼーション効果がある 見る・触れるなどで気持ちが穏やかになり、情動が安定する。 |
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課 題 | |
乳児用という思い込みがある 感覚おもちゃは単純な作りのものが多いので、乳児用と思い込みがち。実際は幼児も大人も夢中になる魅力がある。 |
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直感的にあそべる市販品が少ない 知育玩具や「〇歳児向け」という表記が、その子どもの発達に合っているとは限らない。また、発達にピタリと合う市販品を探すのは難しい。 |
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高価で数がそろえられない 発達や特性に合わせて一人ひとりに用意したいが、市販の感覚おもちゃは高価なものが多いので、園で十分な数を購入できない。 |
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教えてくれた人/チャイルドフッド・ラボ代表理事 藤原里美 イラスト/AKIYO 取材·文/こんぺいとぷらねっと |