自律神経とは?①
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心身の健康に大きくかかわる自律神経。そもそも自律神経とは何か、バランスを整えるためにはどうすればよいのか説明します。 | |
自立神経は、意思とは関係なく働く神経のこと。呼吸・内臓の動き・血圧・体温など生命維持に必要な体の機能を調整しています。自律神経には、活動しているときに働き、体を興奮させる交感神経と、休んでいるときに働き、体をリラックスさせる副交感神経の2種類があり、両者がバランスを保つことで人間の心身の健康が維持されます。自律神経のバランスが崩れると、だるさや頭痛、腹痛などさまざまな不調が起こります。それが自律神経失調症と呼ばれる病気です。就学前の子どもの体は副交感神経優位で、成長にともない交感神経優位の体になります。大人と比べて子どもの自律神経はまだ未発達で不安定です。 自律神経が乱れる原因として、ストレス過多や脳内物質のセロトニン不足、不規則な生活習慣などがあります。発達障害の子どもは日常でストレスを感じやすく、神経の過敏さや睡眠等生活習慣の問題を抱えがちなこともあり、自律神経が乱れやすい傾向にあるといえます。 |
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教えてくれた人/帆足暁子 イラスト/川合翔子 取材・文/こんぺいとぷらねっと |