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こぐ動き①

「こぐ」動作に着目します。「こぐ」は三輪車やブランコなどで使う動きで、複数の動作を同時に行う必要があります。
「こぐ」動作には、筋力と、体を連動させる力が不可欠
「こぐ」は、道具に合わせて、体の複数の機能を協調させる複雑な動作です。例えば、ブランコをこぐには、ロープやチェーンを手で握り続けながら、ブランコの動きに応じて腕と足を曲げ伸ばししなければなりません。三輪車や自転車では、ハンドルを握り続けながら前を見て、ものにぶつからないように操作し、足を交互に動かしてペダルをこぎ続ける必要があります。さらに、向きを変えるときは、片腕を曲げて反対の腕を伸ばすなど左右の腕の協調も必要です。
一般的に2歳頃には、大人が介助すれば三輪車に乗れるようになり、4歳頃になると、自分で体の動きをコントロールしてこげるようになります。
発達に特性のある子どもは、こぐ動作の習得に時間がかかり、苦手意識をもつことも多いので、楽しくこげる工夫が必要です。
教えてくれた人/作業療法士、保育士 吉賀紀久美
イラスト/宮下 和
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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PriPriパレット 2024年2・3月号

PriPriパレット 2024年2・3月号

38・39ページに掲載

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