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どうしたら語彙が増える?①

ことばが少ない、二語文が出ないといったお悩み。そんな子に、保育者はどうかかわればいいのでしょうか。言語聴覚士がお答えします。
子どもの興味を入り口に土台を育んで
語彙の少なさにもいろいろあり、数や種類(動詞や形容詞などの品詞)が増えない、または二語文・三語文など、文が長くならないこともそのひとつです。ことばが少ない要因には、聴力などの身体的要因、人への興味・関心の薄さ、言語理解の弱さがあります。保育者の声は聞こえているか、人への興味はあるか、保育者の指示を理解しているかなど、まず保育者は子どもの普段の様子を見てみましょう。また、ことばの発達は、人への興味・関心が土台となります。あそびや保育者とのやり取りを通じて、子どもが他者の存在に気づくことを意識しましょう。ことばをやみくもに教えるのではなく、土台を育むこと、子どもの好きなことを入り口にすることが大切です。
園で行って効果があった方法は、家庭に伝え、共有しながら進めることも大切。語彙を増やすことが表現の幅を広げ、活動が豊かになるきっかけになるでしょう。
教えてくれた人/言語聴覚士 田中春野
イラスト/妹尾香里 取材・文/オフィス朔
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PriPriパレット 2024年4・5月号

PriPriパレット 2024年4・5月号

30ページに掲載

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