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着替え動作の苦手とは?③

「着替え」は生活に欠かせない動作のひとつです。着替えに時間がかかると、周囲から遅れてしまい、子どもにとってもストレスになります。自己肯定感が下がらないよう、着替えの苦手にアプローチしましょう。
こんな姿は見られませんか?
立ったままズボンがはけない
立ち姿勢のバランスを取りながら、ズボンをはいたり脱いだりできますか?
座ってズボンがはけない
足を伸ばし、体を起こして座れますか?
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体のバランスが自然と身につくあそびを
「着替え」は日常生活に欠かせない生活動作です。ズボンやくつ下といった下衣の着替えには、上記のようなピラミッド構造で、さまざまな動きが必要になります。
ズボンの着脱には、まずは第1段階の長座や立ち姿勢が大事です。片足立ちでズボンに足を通すため、体幹の強さや柔軟性が求められます。次に、腕を伸ばしズボンを握る力が第2段階です。くつ下の着脱も、まず座ったりしゃがんだりする姿勢が取れること。その上で、くつ下を指でつまんで、ぐっと左右に広げる力が必要です。
作業療法士 笹田 哲
イラスト/祖敷大輔
取材・文/大口理恵子
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PriPriパレット 2024年10・11月号

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