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支援のアイデア

子どもはみんな”特別扱い”

子どもの発達を支援するために身につけたい〝マインド〟と、それに基づいた実践方法を紹介します。
子どもは一人ひとり異なり、全員が特別です。子どもの違いに応じた関わりや支援を「特別な対応」ではなく、「すべての子に必要なもの」と捉え、「みんな違っていいんだよ」というメッセージを子どもに届けていきましょう。
同じ高さの踏み台を「平等」に与えても、同じ景色は見えません。一方で、子どもの身長に応じて異なる高さの踏み台を用意すれば、全員が「公平」に景色を楽しめます。
「みんな同じがいい」から「みんな違っていい」保育へ
発達に特性のある子どもへの支援を、「この子だけ特別扱いしてよいのか」と悩む保育者がいます。しかし、子どもは全員が特別な存在。「どの子も特別扱い」だと考えましょう。
この考えのベースが「インクルーシブな保育」です。障害がある・ないに関係なく、すべての子ども、それぞれのニーズに対して支援を提供し、どの子も主体的に活動し、育ち合うことを目指します。「みんな同じがいい」から「みんな違っていい」保育への転換です。
目指すべきは、平等ではなく公平な保育です。個に応じた支援や保育の提供が、楽しい・安心を保障する真の公平につながります。
子どもの好きなひとりあそびを見つけよう
個別の支援として実現しやすいのが、個々の「好き」に応じたひとりあそびの保障です。まずは、それぞれがひとりで夢中になるあそびを見つけましょう。友だちと関わることを焦らず、それぞれのあそびを尊重します。
教えてくれた人/
チャイルドフッド·ラボ代表理事 藤原里美
イラスト/青山和代
取材・文/こんぺいとぷらねっと
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掲載されているのは

PriPriパレット 2025年6・7月号

PriPriパレット 2025年6・7月号

20ページに掲載

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