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支援のアイデア

語彙を増やすあそび②

高いところから飛び降りる、急に飛び出すなど、危険な行為をしてしまう子どもがいます。その度に、保育者が対応に追われるケースもあるでしょう。どうしたら落ち着いて安全に行動できるのか、園での事例をもとに支援の方法を考えます。
関わりながら自然と語彙が増えるあそびを
語彙は人と関わりながらあそぶなかで増えていくもの。身近なものや絵カード、市販のおもちゃを使ったあそびをご紹介。
色の名前や感触など品詞や表現が広がる
ふわふわ! スカーフあそび
<あそびかた>

スカーフを変形させ「ひらひら」「まん丸」など、感触や見た目をことばにしてあそぶ。「いないいないばあ」をしたり、波などに見たてたりして、ことばを引き出しても。

<POINT>
視覚的、触覚的に魅力のある素材なので、注意を引きやすいのがポイント。

スカーフは薄手で透け感があり、柔らかいシフォン素材がおすすめ。
共同注意から語彙を広げるきっかけに
虫めがねを持って探検ごっこ
<あそびかた>

保育者と虫めがねを持って探検!「これは何?」と子どもに聞いて答えを促す。「○○を見つけて」と宝探しにしても。虫めがねを使うことで、保育者と一緒に対象を見る動きが促しやすくなることがポイント。

<POINT>
ものを探す場合は、見る範囲を限定して注意を集め、探索→発見→伝える気持ちにつなげて。
教えてくれた人/言語聴覚士 田中春野
イラスト/妹尾香里 取材・文/オフィス朔
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PriPriパレット 2025年8・9月号

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