できるところに目を向ける
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子どもの発達を支援するために身につけたい〝マインド〟と、それに基づいた実践方法を紹介します。 子どもを支援するとき、できていないところをなんとかしようとするのではなく、できていることを増やす、伸ばす、強みを生かす視点が大切です。 |
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できないことは前向きにあきらめ、できていることを伸ばす支援を 保育者は、子どものできないことをできるようにしたいと思うもの。ですが、子どもはできないことに注目されると、自分が否定されていると感じて自信をなくしたり、保育者との温かい関係を築きにくくなったりします。そこで、できないことはできないこととして前向きにあきらめ、できていることを支援して伸ばす視点をもちましょう。 できていることを伸ばそうと支援すると、子どもは承認されることが増えて気持ちが安定します。安心感を得て自分を出せるようになり、できなかったことがいつの間にかできるようになることもよくあります。 |
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できること、得意なことを探してみよう 「〇〇ができない」「××が苦手」ではなく、「電車のおもちゃで集中してあそんでいる」「少人数だと落ちついて過ごせている」など、どんなことができているか、何が好きか得意かなどに視点をあて、観察してみましょう。 |
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できていることに目を向けて、伸ばす支援を考えてみよう たとえば、集中できている場面の環境設定を大切に保持して見守りましょう。いち段落したら、しっかり取り組めていることをくり返しほめるなど、子どもの自信や意欲につながる具体的な支援を考えましょう。 |
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教えてくれた人/ チャイルドフッド·ラボ代表理事 藤原里美 イラスト/青山和代 取材・文/こんぺいとぷらねっと |