子どもの心に届く! ほめ方・しかり方[1]
ほめることもしかることも、子どもにとって大好きな保育者が言ってくれるからこそ心に響き、その子の育ちにつながります。子どもとの信頼関係を築きつつ、保育者の思いが、より子どもの心に届くよう、自分のほめ方、しかり方を見直してみましょう。
「しかり方」3つのポイント
1.よいところやがんばりを認め、共感する
保育のなかでの「ほめる」とは、子どもの気持ちに寄り添い、その子の成長を認め、できた喜びに共感することです。それによって子どもは自己肯定感と、もっとがんばろうというやる気を獲得します。
2.その場ですぐにほめる
気づいたら、あとまわしにせずほめ、子どもといっしょに喜ぶ習慣をつくりましょう。タイミングを逃さずほめてもらえると、子どもは「先生はちゃんと見てくれていた!」と、とてもうれしく感じます。すぐほめる意識を持つことで、子どものよいところを見つけられるようにもなります。
3.具体的に気持ちを伝える
がんばった、よかったポイントを子どもに具体的に伝えましょう。「先生は自分のことをわかってくれている!」と子どもが感じられることがだいじです。保育者自身のうれしい気持ちを伝えると、子どもの心により届きます。
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お話/山崎あづま(私立保育園元主任保育士)
取材・文/高橋さやか イラスト/セキ・ウサコ