子どもの心に届く! ほめ方・しかり方[2]
「しかり方」3つのポイント
1.子どもとの信頼関係が大前提
信頼関係ができていないと、しかっても効果がありません。注意されたことをすなおに受け入れられるように、子どもと真剣に向き合い、きちんと目を見て話すようにしましょう。しかる時だけでなくふだんから子どもとの関係を大切にし、理解し、見守ろうとする意識を持つことが大切です。
2.感情的に怒らない
子どもは「責められた」と感じると、傷つき、自信をなくすこともあります。感情的にしかっても、子どもとの関係が悪くなるだけで、子どもには肝心の「いけないこと」「直さなくてはいけないこと」が理解できません。しかったあと、注意されたことが直せたらほめ、スキンシップをとるなど、フォローすることも忘れずに。
3.わかりやすく簡潔に伝える
注意のことばは、子どもに理解してもらうことがいちばんの目的です。くどくどとしかっても、子どもの心には届きにくくなります。なぜいけないのか、どう直してほしいのかを、わかりやすく簡潔に伝えましょう
お話/山崎あづま(私立保育園元主任保育士)
取材・文/高橋さやか イラスト/セキ・ウサコ