PriPri先輩読者に聞きました!
保護者との個人面談、成功の秘訣【1】~緊張してうまく話せない
保護者とマンツーマンで顔を合わせる個人面談。「緊張する」「うまく話せない」など苦手意識の強い保育者が多いようです。プリプリ先輩読者の失敗体験や成功のためのアドバイスを通じて、有意義な個人面談を開くための秘訣を探っていきましょう。
緊張をなくすとっておきの方法があればいいのですが、残念ながらそんなすばらしい魔法はありません。しかし、緊張してうまく話
せなかったからといって、面談失敗ということもありません。たとえうまく話せなくても、保育者が、子どものことを一生懸命に伝えようとする姿勢が伝われば、保護者も「よい面談だった」と思ってくれるはずです。
そのためにも、やはりしっかり事前準備をしておくことは大切です。日ごろの保育記録を見返し、園でのようすや成長のエピソード、今後の課題など、おのおのの子どもについて話したいことを書き出しておきましょう。
【酒井先生おすすめ】
保育者も保護者も自然と緊張が解ける“お出迎え作戦”
面談で保護者を迎える際は、入り口まで保育者が出迎えてみましょう。わずか数歩ですが、席までいっしょに歩きながら話すと、とても自然に「今日、○○くん、こんなことがあったんですよ」といった気さくな会話を交わせて、保育者も保護者も緊張がほぐれるはず。ここでリラックスできれば、着席後の会話もスムーズに始められますよ。
お話/酒井志穂(神奈川県/おおぞら幼稚園 教諭) 取材・文/森 麻子 イラスト/山口まく