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事故をくり返さないための分析&対策

事故をくり返さないための分析&対策

事故が起きてしまった場合、繰り返さないようにすることがとても大切です。保育者同士で話し合いながら分析をし、改善策を考えましょう。

case ジャングルジムから落下
帰りの会後の17時ごろ、5歳児が園庭のジャングルジムであそんでいたところ、手を滑らせて落下。片手に木の棒を持っていたため、バランスを崩した際に踏ん張ることができなかったよう。保育者はほかの園児やお迎えの対応をしていたため、近くにはいなかった。子どもの泣き声が聞こえたので、保育者が駆けつけ状況を確認。右手首が痛いとのことなので、園の看護師に見てもらい、保護者に連絡してから病院に。手首を捻挫しており、全治2週間と診断された。

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いろいろな角度から考えることが大切
重大事故が起きた場合には、上記のような分析をしてから自治体に報告することが義務づけられています。しかし、重大事故でなくても、普段から事故をソフト・ハード・環境・人的・その他の5つの視点で分析することが大切です。また、園長や主任などを含めた保育者同士で改善策を話し合い、再発防止に努めましょう。

監修/田中哲郎先生
東京工科大学客員教授。NPO法人日本子ども政策研究推進機構理事長として、子どもの安全対策に関して啓発を行う。内閣府「教育・保育施設等における重大事故の再発防止策に関する検討会」委員も務める。

構成・文/香山倫子(KWC) イラスト/鹿渡いづみ

 

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PriPri プリプリ 2018年9月号

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