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ハッピーな音楽会を開こう♪

音楽好きの子どもを育てる原町幼稚園の日常での取り組み

音楽好きの子どもを育てる原町幼稚園の日常での取り組み

音楽好きの子どもたちを育てるためには、普段からの取り組みが大切です。原町幼稚園が普段の保育で実際に行っている取り組みを紹介します。

1 リズム感を高める運動をする
運動能力とリズムをつかむ能力には、強い相関関係がある可能性が高いといわれています。体をリズムよく動かせる運動を普段から取り入れましょう。おすすめは、ケンケンパ、ギャロップ、スキップなどの動きです。まずはケンケンパから練習しつつ、慣れてきたらギャロップ、スキップとレベルアップしていきましょう。

2 音楽を合図として使用しない
「この音楽が鳴ったらお片付けの時間」「帰る時間になったらこの曲を流す」など、合図として音楽を使うと、子どもたちがその曲を聞くと嫌な気持ちになったり、悲しい気持ちになったりする可能性があります。音楽は常に楽しいものであるという意識を子どもたちが持てるような環境づくりが大切です。

3 いつもこの時間に歌うと決めない
原町幼稚園では、必ず歌う時間や、今月の歌などを決めていません。子どもたちの様子を見ながら、歌う時間と曲をその日によって保育者が独自に決めていきます。たとえば、思いっきり体を動かしてあそんだあとに元気な曲を歌ったり、ご飯を食べる前に少しゆっくりした曲を歌ったりしているそうです。

4 あそび歌をいっぱい楽しもう
体を動かしながらうたうあそび歌は、音楽を好きになるためにとても有効な手段です。保育者がして見せているうちに、子どもたちも自然と一緒に体が動いてくるはず。実際にいろいろなあそび歌を試して反応を見ながら、自分や子どもたちに合うあそび歌を見つけていきましょう。

監修/鶴谷主一先生
宮崎、東京、香港の日本人幼稚園での勤務を経て、現在原町幼稚園(静岡)の園長。「なかよく 自分らしく たくましく」を園の教育目標に掲げ、子どもたちを指導する。『対人援助学マガジン』(対人援助学会)で、「幼稚園の現場から」を連載中。

取材・文/香山倫子(KWC)  イラスト/中小路ムツヨ

 

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PriPri プリプリ 2018年11月号

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98ページに掲載

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