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保育のヒント

0・1・2歳児の喜怒哀楽

子どもの怒りの表現とその対応

子どもの怒りの表現とその対応

一人ひとりの個性が違うように、怒りの表現の仕方も子どもによって異なります。それぞれの怒りの表現に合った接し方をすることで、成長を後押ししましょう。

何をしても「イヤ!」と言う
【原因】
「ご飯を食べるのもイヤ」「着替えるのもイヤ」など、何に対しても「イヤ」しか言わないのは、自我が芽生えてきた証拠。自分の意思を主張することを通して、周囲との関わり方や感情のコントロール方法を学びます。

【対応】
保育者は、ユーモアを持って接するとよいでしょう。例えば、ご飯を食べない子に対して、「〇〇ちゃんが食べてくれないと、にんじんさんが逃げちゃうよ」など、子どもにも伝わるユーモアを交えた対応をすると、子どもは気持ちを切り替えることができます。

噛んだり、押したり、人に危害を与える
【原因】
危害を与える子は、人を傷つけようとしているわけではなく、カッとなって手が出てしまうだけ。また、「狭い場所に人がたくさんいる」「騒がしい」などの快適でない環境が子どもの不安定な状態をつくり、手が出てしまう原因になることも。

【対応】
子どもが友だちに危害を与えてしまう直前に、保育者が間に入って止められるとベストです。危害を与えてしまった場合は、子どもの怒りの感情が落ち着く前に早めに忠告して。また、ゆったりとした保育環境づくりも大切です。

文・監修/平山許江(保育楽者、青木幼児教育研究所)
イラスト/かまたいくよ
撮影/磯﨑威志(Focus & Graph Studio)
取材協力/東一の江幼稚園(東京都)

 

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PriPri プリプリ 2018年12月号

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