0・1・2歳児の生活
年度末にやりたい「保護者への励ましとお願い」【1】
保護者に感謝をして進級へのエールを送る
進級への不安ばかりを抱く保護者には、年度初めのことを思い出してもらうとよいでしょう。「夜泣きがひどい」「食べない」「園に行きたがらない」など、いろいろな悩みを抱えていた4月に比べれば、わが子が大きく成長したことに気づくはずです。
子どももがんばったけれど親もがんばったと保護者をねぎらい、感謝し、子どもの成長をいっしょに喜び合うことが、進級への励ましになるでしょう。
最後の保護者会では
スライドショーを上映するなど、子どもの成長を保育者と保護者で共有し合えるくふうをしましょう。保護者どうしが「こんなこともできるようになった」などと子どもの成長を語って喜び合える場にすることで、きずなが深まり、進級への安心感につながります。
お話 小野崎佳代先生
元東京都荒川区立保育園園長。現在は東京未来大学の実習指導教員として、保育者をめざす学生の育成にあたる。「子どもとことば研究会」会員。
取材・文/吉野 玲
イラスト/かまたいくよ