0・1・2歳の「まねしたい」を促すおもちゃ
「まねしてみたい」は主体的な活動への第一歩
そうじ機をかけていると手を添えて動かしたがるなど、身近なおとなのまねをしたり、同じことをやりたがったりする姿が見られます。
まねをすることは一見受け身の行動に思えますが、実は「できるようになりたい」という意欲の表れにほかなりません。みたてや模倣行為は単なる模写ではなく、周りを見てよく観察し、そのイメージを能動的に実践するということであり、今後の知的発達や自発性にもつながります。
「まねをしたい」という子どもの気持ちを認め、子ども自身のイメージを「そうじ機をかけてみたいのね」などとことばにして声かけを。あそぶことで子ども自身が「できた!」と実感できるおもちゃで、子どもの力を引き出しましょう。
監修/今井和子先生
二十数年間、世田谷と川崎の公立保育園で保育士として勤務。その後お茶の水女子大学などの非常勤講師を経て東京成徳大学、立教女学院短期大学教授を務める。現在「子どもとことば研究会」代表。