ゆるやかな担当制 1歳児クラスの運営
1歳児クラス 食事と排せつの自立に向け担当制で援助を
まだ発達の差が大きいときなので、月齢差などのグループ分けをし、保育者2人対子ども8~10人ほどのグループ担当制がやりやすいでしょう。特に、食事と排せつの自立に向けた養護面での援助は担当制で。
自我が芽ばえる1歳児が、信頼関係をはぐくんできた保育者に安心して自己主張できることが、担当制の意義といえます。心の通い合いを大事にしましょう。1歳児は歩行が確立することから、探索活動が活発になる時期です。あそびは担当制にこだわらず、子どもたちの活動に合わせて保育者が柔軟に動けるように。
監修/今井和子先生
二十数年間、世田谷と川崎の公立保育園で保育士として勤務。その後お茶の水女子大学などの非常勤講師を経て東京成徳大学、立教女学院短期大学教授を務める。現在「子どもとことば研究会」代表。