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0・1・2歳児の保育

排泄の自立を支える養護~おむつ交換

排泄の自立を支える養護~おむつ交換

心地よさを覚えてもらう

排泄の自立へ向けた養護は、おむつ交換の時期からはじまっています。個人差はありますが、4~5か月の乳児は30~40分に一度おしっこが出ます。また、排便も1日に2~3回あります。肌もかぶれやすいので、その子の排泄時間に合わせておむつをこまめに確認し、ぬれていたら交換します。汚れて気持ち悪いのを、おとながおむつを交換してくれると気持ちがよくなる、と知ることが大切です。快・不快がわかれば、やがて排泄をして気持ち悪いときに自ら知らせてくれるようになり、それが、排泄の自立の基礎になるのです。

また、おむつ交換のときは、ことばがけが重要です。おとなの行うことを丁寧に伝え、「おしっこ出ているね」などと話しかけながら交換し、「きれいになって気持ちいいね」と心地よさを伝えます。そうすることで、子どもはだんだん何をするかを理解し、足を上げるなど、おむつ交換に参加してくれるようになっていきます。

監修/今井和子先生
二十数年間、世田谷と川崎の公立保育園で保育士として勤務。その後お茶の水女子大学などの非常勤講師を経て東京成徳大学、立教女学院短期大学教授を務める。現在「子どもとことば研究会」代表。全国の保育者研修で講演などを行っている。

 

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PriPri プリプリ 2015年7月号

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82ページに掲載

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