造形をもっと楽しく!
今すぐ真似したい作品展示のポイント&工夫
幼児にとって描いたり作ったりすることは特別なことではなく、とても日常的な行為です。子ども達は日々、五感を駆使して周囲の環境に関わり、様々に心を動かし、表現しながら「自分」をつくっていくのだと思います。造形表現だけではなく、友だちや保育者とともに創り上げてきた一年間を感じ取ってもらえたらという思いを込めて「生活の中の造形展」、略して生活展と呼んで展示を行ってきました。
この生活展のために作品を作るということはありません。保護者の方には、園生活のなかで子ども達がどのように過ごしているのかや、ささやかな何気ない行為の一つひとつがその子にとって大切な意味があること、それが次の成長につながっていくことなどを感じ取ってほしいと願いながら展示方法を考えています。
廃材を利用した展示。
果物用の緩衝材にコマを入れて飾っているクラスも。
おはなし/伊藤裕子先生 学校法人裕学園 谷戸幼稚園園長
取材協力/谷戸幼稚園(東京都西東京市)