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「運動会の練習に身が入らない子」の対応

「運動会の練習に身が入らない子」の対応

子どもに無理をさせていませんか?
運動会は園の一大イベント。つい背伸びをした種目を選んで、練習が厳しくなりがちです。でもこれではやらされてる感が高まり、子どもはやる気をなくしてしまいます。保育者にとって運動会は毎年のことなので、つい子どもへの要求が高まりますが、やはり、目の前にいる子どもに合った設定が必要。

わたしも以前、運動会の練習でうまくできない子たちに腹が立ち、鬼の形相で「そこは右!」なんて怒鳴っていたことがあります。でも、たまたま他園で同じような光景を目にし、胸が痛みました。

子どもにとって運動会がつらい思い出になるのは残念なことです。内容があまりに難しそうに見えたら、見直すのも一案。でも、途中、難しすぎたと思っても、最後までやりとげればみんなで達成感を得られ、結果としてよかった、ということもあるんです。

なので、子どもの表情を見ながら本番まで突き進むのだってあり。成功したら、みんなで喜びましょう。

アドバイス・文/柴田愛子先生
『りんごの木』代表。保育者。保育のかたわら、保育者・保護者向けの講演や執筆活動、絵本の制作など多分野の活動に精力的に取り組んでいる。

 

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掲載されているのは

PriPri プリプリ 2015年9月号

PriPri プリプリ 2015年9月号

88-89ページに掲載

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