保育実習がうまくいく!
これでOK?「ごめんなさいは?」のことばかけ
【よくあるNGなことばかけ】
「ごめんなさいは?」「あやまったから、許してあげようね」と一方的にケンカを仲裁する
結論を焦らず、子どもに寄り添いながら一緒に答えを見つけて
ケンカしていると仲裁しなければと思うかもしれませんが、結論を急ぐと子どもは納得できず、気持ちが切り替えられません。
まずは双方の気持ちに共感することばをかけて。そして、まわりの子にもそれとなく状況を伝えます。すると、子どもたちからいろいろな反応や情報、提案が返ってきます。そのやりとりを耳にするうちに当人たちも気持ちを整理し、無理なく解決に向かえます。子どもの時間はゆっくり流れているもの。一緒に答えを考えていくスタンスで関わりましょう。
監修/永井由利子先生
公立幼稚園で教諭や園長を務めたのち、大学で実践的な保育論を教える。現在は松蔭大学コミュニケーション文化学部子ども学科で教授を務めるほか、東京成徳大学子ども学部で非常勤講師を兼任。
イラスト/山口まく 構成・文/窪 和子(KWC)